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STIQ Store Shinsaibashi
Nov,2023

大阪心斎橋筋商店街にオープンした、体験型ステッカーショップのインテリアデザインである。1Fが販売エリア、2Fが実際にプリントが可能な体験エリア、3Fはオフィスエリアからなる。間口は3mと極端に狭く、奥行きが20mと鰻の寝床のような形状の建物である。体験型ショップという業態において、どのように回遊を促し、購買に繋げ体験を提供できるかが課題であった。
1Fの内装はグレートーンで統一し、乱反射する金属・ミラー・間接光を組み合わせ、サインは多用する一方、表示する言葉や示す方向等に明確な案内誘導の意味を持たせていない。奥行き・境界・方向を曖昧にする事で空間にある種の錯覚を生み、商品を探す楽しさを演出できないかと考えた。2Fは、浮遊感ある白い空間に露出照明・スイングドア・作業台等を用い、クリーンルームを連想する内装でラボラトリーの世界観を表現している。